世の中には色々な夫婦の形があります。
- 仲良しで誰が見てもラブラブな夫婦
- ケンカは時々するけどなんだかんだ上手くやっている夫婦
- ケンカが多くてどちらかといえば不仲な夫婦
- 長い期間ほとんど会話がない夫婦(同居人状態)
- 別居状態にあり関係修復も困難な夫婦
- 夫もしくは妻が離婚を望んでいる夫婦
あなたの夫婦関係がなんだかんだ上手くいっていると思えればいいのですが、現在の世の中は離婚や離婚予備軍のような状態になってしまっている夫婦は数多く存在しています。
時代と共に夫婦のあり方も多様化していますが、それでもなんだかんだ上手くいっているに越したことはありません。
あなたが夫婦関係をよりよいものにしたいと考えているのであれば、ぜひこの記事をご覧ください。

夫婦関係を良好にするのは日々の声かけ?

それとも日々の思いやりのある行動?
表現を変えると印象は一気に変わる

パートナーにメッセージを送るときにあなたはどれだけ気を配っているでしょうか?
たった一言が仇(あだ)となって。
小さな一言が積もり積もって心が離れてしまう。
これらは夫婦関係でよくあることです。
以下はラインでのやり取りの例です。
妻「今日、何時ごろ帰ってくる?」
夫「23時くらいだと思う」
妻「遅いね」
では次の場合はどうでしょうか?
妻「今日、何時ごろ帰ってくる?」
夫「23時くらいだと思う」
妻「お仕事お疲れさま。なるべく早く帰ってきてね!寂しいから」
ちょっと恥ずかしいなと思う人もいるかもしれませんが
相手に送る言葉の違いで印象が大きく変わるのがわかりますか?

この心理現象をフレーミング効果といいます!
夫にかわいい妻だと思ってもらいたいなら「かわいい妻ならどうやって伝えるだろうか?」考えてみてください。
恥ずかしいよりもなりきるのがコツです。
ポイント💡
相手に送る文章の違いで大きく印象が変わってくる。「どんなパートナーになりたいか」イメージしてなりきる。
メッセージで大切なのは思いやり

相手への思いやりのあるメッセージを送ることで夫婦関係は少しずつ変わってきます。
妻「何時に帰ってくる?」
夫「23時くらいだと思う」
妻「心配だから、なるべく早く帰ってきてね」or「疲れてない?なるべく早く帰ってきてね」
こんな風に自分の希望を伝える前に相手への思いやりの気持ちを差し込むことが大切です。
こんなことを急に言ったら「キモイ」と思われるんじゃないか?
と思う人もいるかもしれませんが、そこはパートナーの照れ隠しだと思ってスルーしましょう笑
どうしても抵抗があるという方は、誰か理想的な異性にメッセージを送ると想像してみてはどうでしょうか?
好きな俳優や女優やアーティストにメッセージを送るなら・・・こんな風に考えて送れたらきっとテキトーにはしないはずです。

塵も積もれば山となるです。
あなたの毎日の小さな積み重ねが必ず大きな結果となって実を結びます。
ポイント💡
思いやりを込めたメッセージをパートナーに送る。自分の好きな異性にメッセージを送るなら?と想像する。
明るい未来を感じさせる言葉をかける

あなたは自分の感情をコントロールできていますか?
もっと言えば相手の立場に立って言動をとることができますか?
自分の気分に関係なくしっかり他人に挨拶ができたり目を見てちゃんと話ができるのであれば大丈夫ですが、気分によって態度が変わりやすい自分の基準でしか物事を考えられないのであれば注意が必要です。
自分の感情をコントロールできないのであれば、パートナーの気持ちに寄り添って歩み寄っていくのはとても難しいと感じます。

まずは自分の気持ちを見つめてみましょう。
人は明るい未来を感じさせてくれる人に心惹かれるものです。
過去の反省はもちろん大切ですが「自分はこうしていきたい」「あなたとこんな未来をつくっていきたい」こんな言葉をパートナーにかけてあげられたら時間がかかっても必ずパートナーの心にも光が差し込んできます。
ポイント💡
相手の立場に立って考えられているか考えてみる。パートナーが明るい未来を感じられるような声掛けをする。
何があっても押しつけや決めつけはNG

パートナーに対して自分の意見や思いを強く押しつけていませんか?
「私は絶対にこれがしたい」「オレはこれがいいから、今すぐやろう」一見するとなんの問題もないように感じるかもしれませんが、自分の要望を強くパートナーに押しつけるのはNGな行為です。
パートナーと意見が食い違ったときにまずはパートナーが何を求めているのか?
そして自分がパートナーの要望を叶えていきたいという姿勢を見せなければ、間違った押しつけをしていた場合に事態は悪化する一方です。
夫がよく陥りがちなケースです。
対策としては女のきょうだいや女友達に感想を尋ねてみることがおすすめです。
現在では動画や本などでもたくさんのコンテンツがあります。
しっかりと妻の気持ちを学んでいく姿勢が大切です。

妻は減点法で夫を見ています。
結婚した当初が100点でもマイナスな箇所が出てくるたびに減点されていってゼロになると離婚となってしまいます。
ポイント💡
自分の気持ちを一方的に押しつけすぎない。「相手の要望を叶えたい」という姿勢を見せる。夫は妻の気持ちを勉強する。
相手の気持ちが分からない時には相手になりきってみる

パートナーが何を考えているのか分からない・・・
ラインでも直接話しても何を言ってるのか分からない・・・
これはとても不安になりますよね💦
そんな時は相手になりきってみましょう!(マインドチェンジといいます)
え?どうゆうこと?と思うかもしれませんが、相手になりきって考えてみましょうという意味です。
例えば相手の身体に自分の心を入れようと思った場合、必ず相手のことをよく理解してないとできないですよね?
夫婦関係で大切なのは相手の気持ちをまず理解すること。
そして「なんでこういうことを言うんだろう?」と真剣に考えるところから始まります。

そんなことできない・・・💦
と思うかもしれませんが、こればっかりは練習です!
繰り返して少しづつ慣れていきましょう♪
ポイント💡
「相手が理解できない」と感じたら相手になりきって考えてみる。
心の声は【言葉】にしないと伝わらない

「パートナーが気持ちを分かってくれない」「あの人はどうせ自分のことしか考えてない」こういった不満を結婚相手に抱えている人は一定数います。
ですが、自分の気持ちをしっかりパートナーに伝えている人はどのくらいいるでしょうか?
男性でも女性でも言葉にしなければ伝わりません。

「私はこんなに大変なんだから・・・」と思ってました。
「あの人は言わなくても気持ちを分かってくれるだろう」というのは、厳しい言い方をすればただの甘えです。
自分の中で相手に対して勝手に期待をつくっていても仕方ないのです。
伝えたい気持ちがあるならきちんと伝えましょう。
案外きちんと話してみたら伝わるものですよ。
ポイント💡
気持ちは言葉にしないと伝わらない。「言わなくても分かってくれるだろう」をやめる。
キツめの一言も【やんわり受け流す力】を身に着ける

「夫とは相性が悪い」「妻とは相性が合わない」このように言う人がいますが

そもそも相性とはなんでしょうか?
人それぞれ解釈の違いはあるかと思いますが、私は夫婦間で互いに伝えたいことがスムーズに伝わり、スムーズに受け止められる関係だと考えています。
夫に「もっと痩せれば?」と言われて怒った妻が、「ダイエットしても痩せないのよ!」と言い返したとします。
夫に詳しく話を聞いてみると「妻に糖尿病の疑いがある」と言っていました。
もちろん夫の言い方にも問題はあります。
ですが妻も一回夫の言っていることを受け入れて「そうなのよね~、でもダイエットしてもなかなか痩せなくて・・・」といった具合に相手の意見を肯定することで角が立ちにくくなります。(イエスバット話法)
相手の意見を受け入れることができる夫や妻は感情の安定感があって話しやすい相性のいいパートナーになることができます。
ポイント💡
相手の意見を一回「そうだね」と肯定する。いきなり否定しない。
怒りは突発的な感情。その奥にある真意が大切。

妻「帰りが遅くなるな連絡してよ!」
夫「連絡する暇がなかったんだよ・・チッ・・うるせぇな」
妻「なにその感じ(怒)」
夫「そんなにガミガミ言うなよ!」
これは夫婦でよくありそうな会話ですが

どこに問題があったのでしょう?
このやり取りでは妻の第一声に問題がありました。
いきなりガミガミ怒るモードで会話を始めてしまったので、夫もそれに言い返す形になってケンカが勃発してしまいました。
心理学の分野では人間には第一次感情と第二次感情という二つの感情があるとされています。
第一次感情とは:最初に湧き上がる感情のことです。(不安、悲しみ、落胆など)
第二次感情:第一次感情のすぐ後に湧き上がってくる感情のことです。(イライラなど)
最初の夫婦のやりとりだと妻が言った「なんで電話してきてくれないの?」
というのが第二次感情(イライラ)です。
本当はその前に第一次感情の「心配だった」の気持ちがあります。
第二次感情はすぐに表に出てくるので第一次感情に気づくことなく「私はこれでイライラした!」という思いだけが相手に伝わってしまうのです。
なので相手に第二次感情をすぐにぶつけてしまうのではなく、一呼吸置いてこれは二次感情だと自覚して
本当の自分の気持ちを伝えられるように努力しましょう。
怒りは6秒間でピークに達して次第に弱まっていくというのは有名です。
心の中で6秒カウントダウンをしてから言葉を発しましょう。
もし感情的になりすぎてしまっても「さっきはごめんね💦言い過ぎちゃった💦」と謝ることができれば大丈夫です。
ポイント💡
第二次感情は突発的な怒り。本心である第一次感情に目を向ける(心配など)怒ってしまいそうになったら6秒間カウントダウンをして心を落ち着かせる。(練習が必要)
自分の要望を上手く通すコツ

パートナーへの言葉の伝え方には「Iメッセージ」と「YOUメッセージ」があります。
□Iメッセージとは自分を主語に発信するメッセージのことです。
□YOUメッセージとは相手を主語に発信するメッセージのことです。
「いつもあなたは私の話を聞いてくれない」これはYOUメッセージです。
相手が責められたと感じてしまいます。
「あなたが話を聞いてくれたら私は嬉しい」これはIメッセージです。
この伝え方であれば相手は素直に話を聞いてくれるでしょう。

そしてもうひとつ💡
ネガティブな表現をポジティブな表現に置き換えて伝えること。
「あなたのこういうところどうにかならないの?」
この伝え方をすると角が立ち、ケンカにもなりかねません。
ですが「あなたのこういうところは好きだけど、ここはこうしてほしいな!」
と伝えることができれば相手は嫌な気分にはなりにくいのです。
相手を否定するのではなくお願いするスタンスでメッセージを伝えることが、自分の要望を聞いてもらえるコツなのです。
ポイント💡
YOUメッセージではなく、Iメッセージで要望を伝えるようにする。否定するのではなくお願いするスタンスで要望を伝える。
相手から気持ちよくYESを引き出すコツ

「私は子どもを私立の学校に入れないんですけど、夫は公立でいいと言い張るんです」「僕は親との同居を考えているんですが、妻は絶対に嫌だと一点張りなんです」パートナーからどうしてもYESを引き出したい場面ですが・・・

なかなか難しい💦💦
そんなことはありませんか??
その1:スモールステップで始めてみる
まずは相手にチラッと自分の要望を伝えてみて嫌そうなら引き下がる。
しばらくしてまた同じように投げかけて反応が悪そうなら引き下がる。
これを何度か繰り返すことで、強引に自分の要望を押し通そうとしているわけではないとアピールすることができます。
その2:相手のメリットをプレゼンする
相手はそれをすることのデメリットを考えていますので、それをすることのメリットをいかに伝えられるかが大切になってきます。
例えば・・・夫は「お金がかからないから公立の学校へ進学させたいと思っている」とします。
この場合、妻は「公立は荒れているという話があって。子供の将来を考えると環境にお金をかけるのはありだと思うんだけど、どう思う?」と説得してみる。
その3:情に訴える
人は3回YESを言うと断りづらくなるのだそうです。
1「今日はいい天気ね」
2「お茶でも飲む?」
3「今夜の夕食は、あなたの好きな肉じゃがでいい?」
こんな風に相手から3回YESを引き出してから本題に入ると効果があるのです。
ぜひやってみてください。
ポイント💡
1【スモールステップで始める】2【相手のメリットをプレゼンする】3【情に訴える】この3つを試してみてください。
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