「妻が口をきいてくれません」野原広子 を読みました。
朝からカフェに行ってこのマンガを読んでいたのですが、私は半泣きしました💦
夫婦の溝が結婚生活の中で少しづつ広がってき、あるタイミングを境に妻が夫との会話をしなくなってしまうという物語です。
私はこのように会話がなくなってしまっている夫婦は実際少なくないと思っています。
- 夫婦の会話が必要最低限のもののみになっている
- 2人でいると何を話せばいいのか分からない
- 子供を通して会話をしている
- 外では仲良しの夫婦のふりをしている
- 子供がいるから仕方なく夫婦という形を維持している
有名なデータですが、日本の夫婦の離婚率は3組に1組を超えています。
つまり完全に離婚までいっていなくても関係が破綻してしまっている夫婦はかなりの数で存在しているということです。
「妻が口をきいてくれません」の物語でもそうですが、夫婦関係が破綻してしまうと日常生活を送っていくだけでも相当なストレスがかかり仕事にも集中して取り組めなくなってしまいます。
夫婦関係は疎かに考える人も少なくないですが、人生の幸福度に大きく関係していると私は確信しています。
逆に夫婦関係を良好にすることができればあなたの人生の幸福度は大きく上がるということです。
私は日本の夫婦関係を男性(夫)目線から変えていきたいと思っています。
今回はこのマンガから見えてきた夫の立ち振る舞いを私の経験も交えながらご紹介していきます。
当たり前なんて1つもない

この物語で夫婦の溝が広がっていくきっかけとなったのが、夫の「このぐらいしてもらって当たり前」というマインドです。
- ご飯を作ってもらって当たり前
- いつでも部屋が片付いていて当たり前
- 妻が子供の面倒を見て当たり前
- 自分を気遣ってくれて当たり前
- 妻が自分の話を聞いてくれて当たり前
これらの○○してもらって当たり前というマインドが妻のイライラを少しづつ蓄積させて夫婦関係に溝をつくっていきました。
はっきり言って当たり前なことなど1つもありません。
逆にあなたが家族のためにしていることを「当たり前だ!」と思われたら嫌じゃないですか?
「自分がされたら嫌なことは人にしない」これこそ当たり前のことですがとても大切なことです。
妻には感謝と労いをもって接しましょう。妻が少しでも家族や自分のために行動してくれたのであれば感謝を伝えましょう。労いの気持ちを伝えましょう。
「言わなくても分かるはず」は絶対にNGです。人は言葉にしなければ伝わりません。
- コーヒーを淹れてくれた
- 子供のお迎えに行ってくれた
- 笑顔で話しかけてくれた
- 帰ってきたら部屋が片付いていた
- 会社の話を聞いてくれた
「ありがとう」と言うのは少し勇気がいるという人もいるかもしれません。
ですが、この小さな感謝の習慣が夫婦関係を長期的に良好にしていくのです。

当たり前は1つもない。大切なのは感謝と労い。
文句を言うな!自分で動け!

あなたは日常生活の中で妻に対して文句を言っていませんか?
「妻が口をきいてくれません」の中でも以下のような言葉を言っている場面がありました。
- 妻が作ってくれた料理にいちいち物申す(これレンチン?などと聞く)
- 掃除が行き届いていないことを偉そうに指摘する(妻は子育てで忙しい)
- 妻が買ってきてくれた日用品にいちいち難癖つける
- 「お前はラクでいいよな~」と小言を吐く
- 妻の話は聞かない(言い訳だと一蹴する)
もちろん夫の指摘が正しい場合もあります。
ですがあまりにも日常的にこのようなことを言われていれば何かを言われるだけで疲れてしまいますし、妻は子供2人の面倒を見ることで手一杯でした。
結論。妻に文句があるなら自分で動いてください。
口であれこれ言う前に自分で動いてください。
その姿勢が妻に伝われば、あなたが本当に伝えたいことも妻は聞いてくれると思います。
文句ばかり言って自分はなにも自発的に動かない。自分のことばかり言っている。
こんな人間の話を親身に聞いてくれる人など夫婦関係に限らず皆無です。

自分がいま何ができるか考えましょう!
女性は優しく守ってもらいたいもの

女性は優しく守ってもらいたいものです。
作中のなかでも、本当に辛い時に旦那に辛かったことを打ち明けるシーンがありましたが・・・

今日、こんな辛いあってね・・・💦

そんなの言い訳だよ!!
このように妻の話をしっかり聞かず跳ね返してしまいました。
妻はその日、知らないおじさんに理不尽に怒鳴られてしまい、その辛かった話を旦那に聞いてもらいたかったのです。
毎日の夫に対するイライラと本当に辛い時にも突き放されるということが重なってついに妻は限界を迎えてしまいました。
妻は苦しかったのです。悲しかったのです。
そしてそんな場面で夫に優しい言葉をかけてもらいたかったのです。
「どんな場面でも妻に優しい言葉をかけて妻の味方でいる」と言うのは簡単ではないかもしれません。
しかし、家の外で起きたことには100%妻の味方でいるべきです。
例えば・・・
- 妻が会社で辛いことがあったとき
- 夫の実家にいるとき
- 家の外で起きること

今日、こんなことがあってさ・・・

そっか・・・それは辛かったね💦
こういった姿勢が長期的に円満な夫婦関係を築いていきます。

家の外で起きたことは100%妻の味方でいる
不満があるならすぐに相談せよ(スピードが命)

「妻が口をきいてくれません」の中では、夫と妻が悶々と心の中で思っていることをお互い口に出さずに不満が溜まっていくというシーンが多く出てきます。
しかしこれが夫婦の溝を広げていく原因の一つだと私は思います。
些細なことであっても不満に感じることがあればすぐに相談しましょう。
イライラした気持ちや不満は蓄積していくものです。
はじめは小さな不満であってもそれが長い時間の蓄積によって大きな不満になっていつか爆発・・・
なんてこともよくあります。
面倒な顔をされるかもしれませんが・・・

ちょっと話がしたいな!
と思い切って妻に声をかけましょう。
話し合いをする時の注意点をいくつか挙げておきます。
- 紙に話を記録しながら進めていく(話の内容が可視化されて有意義な話し合いになる)
- 話し合いたいことを事前に決めておく
- 「夫婦関係をよりよくするための話し合い」であることが大前提
- これからどうしていくか?という方向性で話を進める(責めあいで終わらない)
- お互い感情的にならないように心がける(ケンカになると話し合いではなくなってしまう)
- 小さなことでも言いたいことや気になることは必ず共有する
話し合いのミソはスピードです。
話し合いが面倒だからと不満を放置していると「よく分からないけどムカつく」というぼんやりしたネガティブな気持ちに変わっていきます。

即話し合い→即行動。これが大切
夫婦関係はあなた次第

夫婦関係のカギを握っているのはあなたです。
多くの人が自分たちの夫婦関係の問題はパートナーにあると考えていますが、それは完全に間違っています。
「うちの妻は・・・」「うちの旦那は・・・」
こんなことを外でグチったところでパートナーは当然変わりません。完全に無駄です。
あなたが変わればいいのです。では具体的にどう変わればいい?

今日から妻を大切にしよう!
こういうマインドに変えてください。そして行動を変えてください。
「いやいや、それができたら苦労しないよ・・・」「そもそも今さらそんな気になれない・・・」
人生は2択です。
一生妻のグチを言い続けて変わらない現実にイライラしながら生きていくのか。
それとも自分の気持ちを変えられるかもしれないと信じて行動を変えて夫婦関係を変えて、人生をも変えていくのか。
両方はとれません。
「そんなの綺麗ごとだ!」「理想論だ!」「意味がない!」
そう決めつけるのはあなたの勝手ですが、あなたの現状は一生変わらないでしょう。
あなたを取り巻く人間関係のすべてはあなたの鏡です。
あなたが丁寧に接すれば、相手も丁寧に接してくれます。
笑顔で感謝を伝えれば、相手も笑顔で感謝を伝えてくれるはずです。
あなたは妻との夫婦関係を良くしたいと思っている。
ならばあなたがまず変わるのです。
妻を大切にしようという気持ちを持って、感謝をこまめに伝えて、自分ができることを1つ1つ行動にうつしていく。
その日々の積み重ねが妻にも伝わって、時間をかけて夫婦関係は必ず変わっていきます。
あなたの夫婦関係が現状どうであっても手遅れはありません。
人生において【死】以外で手遅れなんてないんです。
「今の夫婦関係を何とか変えたい」「妻の笑顔を見たい」「心穏やかな毎日をおくりたい」
そう思うなら、できることから1つ1つこなしていきましょう。
あなたならできます。
かなり根本的な話ですが、これが1番大切なことです。

夫婦関係はあなた次第!手遅れなんてない!
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